管理栄養士小娘ちゃんのゆるふわ日記

介護施設勤務の管理栄養士がゆるくふわふわと日時を綴っていきます

令和3年介護報酬改定 管理栄養士分野について

日本栄養士会研修にて令和3年度介護報酬改定についての説明会がありました。

医療分野は2年に一度の改訂、そして介護分野は3年に一度改訂が行なわれます。

今回栄養関係で大きくかわったのは、栄養マネジメント加算が基本報酬に包括化されたこと。
栄養マネジメント加算がなくなったから、栄養士さんはいらないのねって勘違いする管理者が出てきそう。

基本サービスに包括化されたということは、当たり前にやっておかなければいけないサービスという認識に変わったんですね。
今まではオプションでやってもやらなくても良かったものが、やらなければいけない必須の項目になったのです。

栄養マネジメント加算は栄養士では算定できない加算なので、今回の改訂で介護保険施設には管理栄養士がいて当たり前の認識になりそうですね。

さらに今回注目なのは栄養マネジメント強化加算。
管理栄養士が一人で見られる利用者の適正人数は50人程度と以前から言われていましたが、今回はその意見が取り入れられたんだなと感動しました。
ただ、50人に対して管理栄養士一人の配置は今後も進まないのではと考えています。
加算単価が11単位/日とそれほど高くないため、お金にシビアな法人は不要とみなすでしょう。
そもそも管理栄養士による栄養ケアの大切さを理解している施設というのは、すでに管理栄養士を複数名配置しています。今回は、このような栄誉管理にもともも力を入れて取り組んでいる施設に対してのボーナス加算なんじゃないかなと思っています。

とはいっても、一人勤務の気楽さもあるのでとくに羨ましいというわけでもないのですが。

まだまだ改訂内容はありますが、複雑な言葉の羅列が多いため、Q&Aが出るのをまって様子をみたいと思います。